昔の干し飯(ほしいい)や、水につけたもみをいり、もみがらを取りのぞいた「焼き米」は、手軽に食べられるお米の加工食品といえるものでした。今では、たきたてのごはんや味つけごはんが加工されて、加工米飯(かこうべいはん)として販売されています。加工米飯で最初につくられたものは、かんそう米飯です。1935年に軍隊用の食糧として開発されました。1990年にはレトルト米飯が発売され、非常食や海外旅行のときなどに使われました。1990年には無菌包装米飯(むきんほうそうべいはん)が発売されています。たきたて・できたてのおいしさがいつでも味わえ、手軽さ・便利さがみりょくの加工米飯は、保存用、非常食用、レジャー用としてはもちろん、家庭で、ごはんをたくかわりの利用も多くなってきています。 | |||||||||||||||||||||||||||||
◎加工 |
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◎加工米飯の生産量 | |||||||||||||||||||||||||||||
加工米飯は、調理のかんたんさ、味の良さと長期保管できることが、人気の秘密です。 加工米飯は、年間約44万トン生産されています(令和5年)。また、生産量のほとんどを これらの加工米飯は、材料や味つけにくふうをした、いろいろな種類の商品が販売されています。 それぞれの商品に書かれている調理方法や保存方法を確かめて、おいしく食べましょう。 |