片岡 護

かたおか まもる

1948年 9月15日 東京都に生まれる。
高校時代は美術部に所属していた。料理の世界に入ったきっかけは、美大受験に失敗したからとのこと。

母親が勤めていた先の外交官に ｢総領事としてイタリアに赴任するから、コックとして付いて来ないか？｣
と誘われたのだ。それから３ヶ月間は ｢つきじ田村｣ で鍋洗いと刻みの修業を重ねる。
出発前に、店主 田村平治氏より日本料理の本と料理事典をもらう。

イタリアでは総領事付きのコックとして働くほか、連日レストランへ通い、味の研究も欠かさなかった。
修業した５年間で イタリア料理、地方料理の基礎、サービスまで習得する。
帰国後は ｢小川軒｣ を経て ｢マリーエ｣ のシェフを務める。
同店では日本人の食べる量に合わせて懐石風小皿料理を提案し、絶賛を博す。

1983年に独立し ｢アルポルト｣ をオープン。
｢コース料理を主体にヘルシーな料理を提供すること｣ をモットーに、
新しい時代に合ったイタリアンをのスタイルを確立、日本を代表するシェフの一人となる。

現在、テレビや雑誌などで幅広く活躍中。
著書は ｢片岡護のお手軽極うまイタリア丼｣ (講談社)、｢イタリア料理の基本｣(新星出版社)、
｢和の素材でイタリアン｣ (講談社) など多数。