食育健康サミット

肥満、生活習慣病の予防・改善と食事処方−日本型食生活の意義

平成25 年12月5日、東京の日本医師会館において、「食育健康サミット2013 肥満、生活習慣病の予防・改善と食事処方−日本型食生活の意義−[主催:公益社団法人日本医師会 公益社団法人米穀安定供給確保支援機構]を開催いたしました。

国民健康・栄養調査によると、男性の3割、女性の2割は肥満です。肥満は各種生活習慣病の発症要因の1つであり、脂質異常症や糖尿病、高血圧症などの生活習慣病は、さらに生活機能の低下をもたらす重症化のリスクを抱えています。肥満やこれら生活習慣病の増加には、運動不足とともに、日本人の食生活の変化、とりわけ食生活の欧米化が強く関わっていると考えられます。

食事から摂るエネルギー摂取量は年々減少していますが、なかでも食生活の欧米化により、摂取エネルギーに占める炭水化物エネルギー比が減少する一方、脂肪エネルギー比が上限の25%を超えて増加しています。この脂質の過剰摂取が生活習慣病予防の観点から大きな問題となります。

そこで、日本糖尿病学会が本年3月発表した「日本人の糖尿病の食事療法」をもとに、炭水化物(糖質)と脂質の摂取バランスの観点から日本人にふさわしい、肥満・脂質異常症・糖尿病予防のための食事処方と肥満是正のための運動処方を取り上げ、ごはんを主食とした日本型食生活の意義についてご講演いただきました。

以下には、ご講演いただきました先生方の講演をわかりやすくまとめましたものを掲載しております。

肥満、生活習慣病の予防・改善における日本型食生活の意義をご理解いただければ幸甚に存じます。


生活習慣病のリスクを軽減する 和食のちから

講演要旨(PDFファイル)

脂質異常症や動脈硬化性の病気は、食生活で予防・改善できる。

帝京大学臨床研究センター センター長 寺本民生先生

内臓脂肪型肥満や2型糖尿病の予防・改善は伝統的食文化を基軸に。

東京慈恵会医科大学内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授 宇都宮一典先生

肥満の予防には、3%の体重減を目標に、和食で食事管理を!

公益財団法人結核予防会 新山手病院生活習慣病センター センター長 宮崎 滋先生

運動とごはんを主食とした和食は、食生活の幅を広げるだけでなく、肥満予防に効果的

慶應義塾大学 スポーツ医学研究センター 教授 勝川史憲先生

肥満、糖尿病の予防・改善には炭水化物制限ではなく、ごはんを主食とした和食を。

帝京大学臨床研究センター センター長 寺本民生先生
東京慈恵会医科大学内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授 宇都宮一典先生
公益財団法人結核予防会 新山手病院生活習慣病センター センター長 宮崎 滋先生

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