“人生100年時代”のいま 日本型食生活でフレイル予防令和元年11月28日、東京の日本医師会館において、「食育健康サミット2019 人生100年時代の健康と栄養を考える−フレイル予防対策における日本型食生活の役割−(主催:公益社団法人日本医師会 公益社団法人米穀安定供給確保支援機構 後援:農林水産省他)」を開催いたしました。 厚生労働省では「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定を進める中で、わが国の栄養政策を取り巻く社会情勢として、1) 高齢社会のさらなる進展(2025 年問題とその先の社会)、2) 根拠に基づく政策立案(EBPM)の推進、3) 健康・栄養に関する国際的取組、を挙げています。少しでも長く健康な状態で生活することは、個人にとっての幸福であるだけでなく、人生100年時代を迎える国家にとって喫緊の課題です。そのための健康づくりでは、高齢になる以前から、健康長寿の基盤となる心身をつくっておく必要があります。 実際に日本人の壮年期以降の栄養状態を見てみると、過栄養と低栄養の二極化が進んでいます。人生100年時代を元気で乗り切るためには、過栄養の改善だけでなく、高齢者の低栄養予防やフレイル予防を視野に入れた栄養管理が求められます。 エビデンスに基づいた医療、テーラーメイドの医療が求められ、実行されるようになって久しいですが、栄養摂取に関しても同様に、個人差に対応した栄養管理をエビデンスに基づいて行うことの重要性が注目されてきています。 フレイル予防を視野に入れて、個人の状態に合った適正な食事量と栄養バランスを整えることに焦点をあてて議論し、その中でごはんを主食とした日本型食生活の役割について、ご講演いただきました。 以下には、ご講演いただきました先生方の講演をわかりやすくまとめましたものを掲載しております。人生100年時代を迎えるにあたり、フレイル予防対策における日本型食生活の役割をご理解いただければ幸甚に存じます。 講演要旨(PDFファイル)フレイル予防 鍵は“食”東京大学高齢社会総合研究機構 教授 飯島 勝矢 先生 高齢期の食事はメタボ対策からフレイル対策への切り替えを千葉大学大学院医学研究院内分泌代謝・血液・老年内科学 教授 横手 幸太郎 先生 フレイル予防を考慮した糖質摂取と身体活動慶應義塾大学スポーツ医学研究センター 教授・所長 勝川 史憲 先生 人生100年時代の栄養神奈川県立保健福祉大学 学長 中村 丁次 先生 もっと知りたいごはんの秘密 |
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