公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構（以下、米穀機構）では、一年の前半の罪や穢れを祓い、残り半年間の無病息災を願う神事として、古来より全国の神社で行われている「夏越の祓（なごしのはらえ）」に合わせ、新たな行事食として「夏越ごはん（なごしごはん）」を提唱しております。
　令和２年度は、新型コロナウィルス感染症対策の影響により、例年参加している飲食店での展開が難しくなり、また、大手百貨店でも規模を縮小し実施されました。その中でも、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、社員食堂での展開のほか、学習塾に通う子どものお弁当でも「夏越ごはん」が提供されました。その他、新たに大阪のお好み焼き店においても、初の“ご当地「夏越ごはん」”が誕生しました。神社においては110社に協力をいただき、レシピを配布いたしました。また、「夏越の祓」のポスターを制作し希望する神社に配布しました。動画「夏越ごはんの唄」においては、東京メトロ車内「Tokyo Metro Vision」、駅構内での放映、関西エリアではWESTビジョンで放映、また、イオンの売場でも放映し、多くの方々に「夏越ごはん」を知っていただき、食べていただくきっかけとなりました。

■ 初登場のご当地夏越ごはんをはじめ、飲食店やスーパーでの展開のほか、社員食堂、学習塾に通う子供を対象とした「夏越ごはん」も提供

　本年度は、飲食店や百貨店、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、社員食堂での展開のほか、学習塾に通う子どもを対象に「夏越ごはん」が提供されました。また、大阪のお好み焼き・鉄板焼店「ぼんくら家」にて、初の“ご当地「夏越ごはん」”が誕生しています。昨年より新たに加わったチャネルの百貨店では、そごう千葉店での展開に加え、駅弁の展開も引き続き、首都圏のJR線7駅の構内でも提供されました。

■ 神社110社が協力！今年からは「夏越の祓」のポスターも掲出

　夏越の祓の神事に合わせ、都内の神社において、ご参拝時に「夏越の祓」の縁起、「夏越ごはん」の由来、レシピを紹介しているリーフレットと「雑穀米」をご神饌として配布していただきました。
　また、「夏越の祓」の日程を記載できるポスターも提供し多くの神社に掲出いただきました。

■ 首都圏・京阪神エリアの車両内で「夏越ごはんの唄」の動画を放映

　動画「夏越ごはんの唄」を令和２年6月22日（月）～28日（日）の間、東京メトロ車内「Tokyo Metro Vision」のほか、丸ノ内線6駅（東京、銀座、赤坂見附、新宿三丁目、新宿、中野坂上）の構内Metro Station Vision（MSV）、東京都内１９駅（表参道、溜池山王、新宿、赤坂見附、本郷三丁目、後楽園、恵比寿、六本木、飯田橋、明治神宮前〈原宿〉、日比谷、新御茶ノ水、綾瀬、有楽町、水天宮前、押上、永田町、新宿三丁目、池袋）のMetro Wall Vison（MWV）でも放映しました。
　さらに、6月15日（月）～28日（日）まで、JR西日本（京阪神エリア）車内「WESTビジョン」においても、『夏越ごはんの唄』の動画を放映しました。
　その他、イオンの惣菜売り場や企業の社員食堂においても、『夏越ごはんの唄』を流していただきました。