テーマ:「ごはんでダイエット I」
医学博士・管理栄養士 本多京子先生
糖質(炭水化物)の種類
糖質(炭水化物)と聞くと「太る」と思ってしまいがち。糖質(炭水化物)でもいろいろ種類があり、それぞれ特徴が違います。単糖類は果物に含まれている果糖やブドウ糖などのように、これ以上分解できないという小さな単位の糖です。二糖類は単糖類が2つ結びついたもので、例えばブドウ糖と果糖が結びついてできたショ糖(砂糖)などがあります。それから単糖類がたくさん結びついたもので多糖類があります。例えばお米のでんぷんがあります。
それぞれの糖質(炭水化物)と体脂肪との関係
お米などの穀物に含まれている多糖類であるでんぷんに比べると、甘いお菓子やジュースに含まれている単糖類や二糖類は、消化吸収が速いので血糖値が急上昇しやすいものが多いという特徴があります。血糖値が急上昇すると、それを処理するためのインスリンというホルモンの分泌量も高くなります。その影響で、糖質(炭水化物)から体脂肪が合成されやすくなる傾向があります。
ごはんはダイエットに最適!
ごはんに含まれているでんぷんは、ゆっくりと消化されて、血糖値の上昇が穏やかなので私たちの身体に負担をかけず、腹持ちもよくて体脂肪にもなりにくいという特徴があります。しかも、塩分やコレステロールを含まず、ごはん中心の和食は最適な食事なのです!