テーマ:「ごはんでダイエット III」

医学博士・管理栄養士 本多京子先生

ダイエットのポイント1

    食べるタイミング:朝はしっかり、夜はほどほど
     賢くダイエットするためには朝はしっかり、夜はほどほどにということがコツになります。朝はエネルギーを消費するためのホルモン(グルカゴン)の分泌量が多く、しかも昼に向けて活動量が上がり太りにくいのです。反対に、エネルギーを貯蓄するホルモン(インスリン)の分泌量が多くなり、活動量も低下する夜は食べ過ぎると体脂肪を合成しやすくなるのです。 

    ダイエットのポイント2

    食べる回数:3食規則正しく
     ダイエットをすると食事を抜く人がよくいます。食事を抜くと、全体的に摂取エネルギーは低くなるかもしれませんが、ビタミンや鉄分、カルシウムのようなミネラル、食物繊維も同時に減ってしまい、必要な量をとれなくなってしまいます。
     その結果、肌が荒れたり、貧血症を招いたり、将来心配になる血管老化が進んだり骨がもろくなったり便秘を招いたりしてしまうのです。賢くきれいにやせるためには食事の回数もとても大切なのです。
     また、食事を抜くと、一回にとる食事量が多くなってしまい、胃腸に負担がかかったりします。空腹時間が長くなることも、私たちの身体が栄養をどんどん吸収しようとして非常に体脂肪を合成しやすくなるのです。
     1日の食事量が同じなら、朝ごはん、昼ごはん、夕ごはんと、1日3食きちっと食べるのがダイエットの基本です。1日3回きっちり食べている人の方が体重は確実に減ります。
     

    食事量が同じなら、1日3回食の方が体重が減少している

    ダイエットには主食はごはん

     ダイエットにはごはんを主食にして、脂肪分の多い副食を控え、3食バランスよく食べることが大切です。