テーマ:「生活習慣病の予防には、ごはん食を」
せんぽ東京高輪病院栄養管理室室長 足立香代子先生
まず1つは、和食を中心とした食事を心がけることです。生活習慣病の大きな要因は、油のとり過ぎです。したがって油の少ない和定食をイメージした食事が適しています。また、白いごはんからは炭水化物ばかりでなく、たんぱく質、食物繊維、亜鉛などがとれます。2つ目は、麺類、丼ぶり物などは、塩分が多かったり、つい食べ過ぎたりしますので、食べる回数を減らすことです。3つ目は、魚、大豆製品、緑黄色野菜などを積極的にとることです。これらの食品には、血清コレステロールを下げ、血栓ができるのを防いだり、血糖値、血圧を下げる働きがあります。したがって、動脈硬化の予防のためには、積極的にとりたい食品です。
肥満が生活習慣病の増加に一因
糖尿病や高血圧、脂質異常症など食習慣と密接に関係する生活習慣病が問題となっています。これら生活習慣病は、肥満の増加が原因の一つといえます。
そして肥満者の増加は、食習慣の変化と密接に関係しており、例えば、国民健康・栄養調査をみてわかるように、米などの穀物が減少して、動物性食品が増加傾向にあることが原因の一つであると考えられます。このように生活習慣病の予防の基本は、肥満にならないようにするために、体重を適正にコントロールすることです。
適正な体重を維持する上での食事のポイント
3つのポイントがあります。まず1つは、和食を中心とした食事を心がけることです。生活習慣病の大きな要因は、油のとり過ぎです。したがって油の少ない和定食をイメージした食事が適しています。また、白いごはんからは炭水化物ばかりでなく、たんぱく質、食物繊維、亜鉛などがとれます。2つ目は、麺類、丼ぶり物などは、塩分が多かったり、つい食べ過ぎたりしますので、食べる回数を減らすことです。3つ目は、魚、大豆製品、緑黄色野菜などを積極的にとることです。これらの食品には、血清コレステロールを下げ、血栓ができるのを防いだり、血糖値、血圧を下げる働きがあります。したがって、動脈硬化の予防のためには、積極的にとりたい食品です。